2002年度研究会報告
下記の通り、2002年度研究会が行われました。
多様な学生の能力や学習のニーズに応じたカリキュラムや授業展開についてや、マニュアルを越えたコミュニケーション教育の必要性など、活発な意見交換がなされました。

日時:2003年3月16日(日)10:00〜12:00
場所:仙台メディアテーク 2階会議室

《話題提供者》

1.ムーディー 美穂(福島大学 非)
『オーラルコミュニケーションの活性化 −ドラマメソッドを使って』
生徒がシチュエイションの中に身を置き、会話を進めていくドラマメソッドは話す力がつくと思われる一方、演劇的な経験や素養が教える側にも、生徒側にも求めるのでは、と、敬遠されることも多い。発表者が一般教養のクラスで行っているドラマ的活動において、それがおとなしい生徒からは却って発話を引き出しやすいということや、それが何故良いのか、どのように進めればより効果的かなどについて報告され、活発な意見交換が行われた。

2.會澤 まりえ、勝畑田 鶴子、馬場 煕(尚絅女学院短期大学)
『英語コミュニケーションをめぐる学科横断的授業運営の試み』
尚絅女学院短期大学では、共通教育外国語科目の授業運営を全学的視野で検討し、2002年度から新たな試みとして、共通教育の科目である「英語コミュニケーションI & II」を所属科を越えて英語教育にあたるということを実施した。英語教育とコミュニケーションという観点から実践報告がなされた。

3.赤坂 和雄(青森県立保健大学)
『患者とのコミュニケーションで築く信頼 ―納得診療―』
診療、治療における患者と医師の対話で、メディアの世界が最近富に議論しているのが「医師に対する不信感」である。患者への病気の説明で、明治以来の「ムンテラ」(口頭治療)という言葉が長く使われていた。松井猛氏(整形外科医)は朝日新聞私の視点欄によると、「説明を患者に十分に理解してもらおうという考え方は、今日のように普及していなかった。患者の人権への配慮にも欠けていた面があったように思う。」と述べておられる。更に「この言葉は今でも使われることがあるが、振り返って見ると誠意の乏しい表現である」と言及している。医師としての発言としては、大変重みのある言葉である。 医療コミュニケーション教育・研究は現在、そしてこれからも重要な分野であることが再認識された。

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五十嵐紀子
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